出演者情報
【 前夜祭 】尻流複写二(シリル・コピーニ)Cyril Coppini
フランス人落語パフォーマンス Rakugo comic story
南仏のニース生まれ。フランス政府公式機関である「九州日仏学館」に勤務後、2001年に上京。現在、在日フランス大使館内アンスティチュ・フランセ日本に所属。2010年大阪の落語家・林家染太との出会いをきっかけに本格的に落語を教わる。外国語で落語を演じる三遊亭竜楽のフランス口演に同行。落語コミックの翻訳など落語の海外普及にも積極的である。2014年 世界最大の演劇祭『アヴィニョン・フェスティバル』にて口演。
http://cyco-o.com/author/cyril/
【 前夜祭 】神田織音 Kanda Orine
講談 Koudan
高校時代から芝居の勉強を始め、十年程芝居に携わった後、講談師・神田香織に入門。2011年 真打に昇進。古典は言うまでもなく、福祉や相続、防災などの社会問題を題材にした新作講談に積極的に取り組む他、青春物や文芸物までその幅広いレパートリーは数知れない。落語会や地域寄席をはじめ、学校公演、ラジオ出演、企業のPRイベント等、講談という話芸を活かした様々な活動を全国各地で行っている。
【 前夜祭・本祭 】鶴賀伊勢一郎 × 鶴賀伊勢吉 × 鶴賀伊勢幸 × 鶴賀伊勢四郎 Tsuruga Iseichiro × Tsuruga Isekichi × Tsuruga Iseyuki × Tsuruga Iseshiro
新内節 Shinnai music
新内節三味線方としてNHK FM、TV出演、国立劇場主催邦楽演奏会、歌舞伎公演、異ジャンルとのコラボレーションをはじめ国内のさまざまな舞台で活躍中の鶴賀伊勢一郎(写真左)。そして演奏会、ラジオ出演等幅広く活動し、海外公演は師匠鶴賀若狭掾の三味線方として30ケ国以上に参加するも、近年、改名し浄瑠璃方として活躍する鶴賀伊勢吉(写真右)。ほか神楽坂在住の人間国宝、新内節 鶴賀流11代目家元 鶴賀若狭掾一門が出演。
【 前夜祭 】岡村慎太郎 Okamura Shintaro
地歌 Jiuta music
東京芸術大学卒業、同大学院修了。在学時に宮中桃華楽堂にて御前演奏を行う。東京芸大推薦による奏楽堂デビューコンサート「岡村慎太郎リサイタル」を開催。三味線組歌、箏組歌を菊藤松雨師に師事し両巻を伝授。06〜07年度 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター共同研究員。現在、エリザベト音楽大学非常勤講師、都立大江戸高校講師を勤める。第34回宮城会箏曲コンクール1位。地唄を中心に箏・三弦の音を追求している。
【 前夜祭 】望月晴美 × 鳳聲千晴 × 福原千鶴 Mochizuki Harumi × Housei Chiharu × Fukuhara Chizuru
邦楽囃子 Japanese traditional percussions
様々なジャンルで活躍する女性邦楽囃子方によるトリオ。望月晴美は、東京藝術大学音楽学部邦楽科、同大学院音楽研究科修了。「第三回望月晴美囃子演奏会」にて2009年度文化庁芸術祭音楽部門新人賞受賞。今回は、2007年度文化庁芸術祭レコード部門参加作品CD「囃子の音魂」のナンバーから「Haya-Sing Live」と題し、笛の鳳聲千晴、囃子の福原千鶴と共に、邦楽囃子における声や唱歌の面白さも存分に楽しんで頂けるプログラムに構成。
【 前夜祭・本祭 】宝槌会(ほうてつかい)Houtetsu Kai
庵唄 Johana folk performing art of Nanto City, Toyama Prefecture
富山県南砺市城端で毎年5月4日・5日に開催される城端神明宮春季大祭の「曳山祭」(国指定・重要無形民俗文化財)。約300年の歴史を有し、絢爛豪華な曳山に加え、著名な歴史的料亭を模した庵屋台の中で地元若者たちにより唄われる庵唄は、江戸情緒豊かな端唄。三味線、篠笛による演奏も、地域的特色が加味され高い評価を得ている。今回は城端六町の中から東下町の若連中「宝槌会・たから連」を招聘。
【 本祭 】神田山緑 Kanda Sanryoku
講談 Koudan
2005年 神田すみれに入門。2009年 講談協会二ツ目昇進。BSジャパン「土曜は寅さん」ナレーションと番組宣伝を担当。明治乳業CM「明治ロコテイン」担当、中野区ケーブル、ラジオ番組「山緑の講談ちゃんねる」や、哲学堂公園にて毎月「怪談の夕べ」を開催。講演、企業研修、学校寄席、中野区地域ボランティアなど、多岐にわたり活動している。2014年 中野区観光大使、2016年 清泉女学院大学特別講師、NHKカルチャー講師就任。
http://ameblo.jp/sanryoku/
【 本祭 】琵琶デュオ(後藤幸浩 × 水島結子) Biwa Duo(Goto Yukihiro × Mizushima Yuiko)
薩摩琵琶 Satsuma biwa lute
中世から続く4弦4柱の薩摩琵琶・後藤幸浩と、昭和の改良5弦5柱の薩摩琵琶奏者・水島結子によるベテラン × 若手女子の世にも珍しい琵琶デュオ。この異なる琵琶のデュオ演奏で、琵琶の歴史、日本語独特のコトバの響き、物語性などと向き合い、現代に活きる琵琶を弾き、語り、歌う。2016年秋、二作目のCD『二人囃子』リリース。大学での演奏・講義も数多く行う。
【 本祭 】田辺銀冶 × こと Tanabe Ginya × Koto
講談・笛 Koudan & Japanese flute
幼少より講談師・田辺一鶴に入門。師没後、田辺鶴瑛門下となり2010年 二ツ目に昇進した田辺銀冶。海外遊学の経験を持ち、新たな講談文化の価値を発信中。そしてセッションするのは神楽笛・篠笛奏者のこと。神楽の枠を越えて活躍し、自身のラジオ番組・FM西東京「笛ことちゃんの今晩は☆ラジオ」を持つ。両者は講談×神楽笛ユニット「美人古事記」としても活動中。
【 本祭 】竹本京之助 × 鶴澤賀寿 Takemoto Kyounosuke × Tsuruzawa Kazu
義太夫節 Gidayu-bushi
舞台女優活動中に竹本駒之助の義太夫に出会い、2004年 竹本駒之助に入門した竹本京之助。2005年より都をどりに出演。華のある舞台に期待が寄せられている。そして義太夫教室第48期修了後、1997年 同師に入門した鶴澤賀寿。ひとみ座乙女文楽ロシア公演・ワシントン桜まつり等、海外公演にも参加。両名共に義太夫協会新人奨励賞を受賞している実力派のユニット。
【 本祭 】若獅子会 Wakajishikai
邦楽囃子 Japanese traditional percussions
同世代の邦楽囃子方が流派を超えて2006年に結成。同年、第一回 若獅子会公演を日本橋劇場にて開催以後ほぼ毎年自主公演を重ねる。またライブハウスでの公演、創作囃子曲を収録したCD「若獅子」、「若獅子Ⅱ」をリリース、日本舞踊家集団「弧の会」とコラボレーションを行う等、邦楽囃子の新しい可能性を追求している。2016年 オリジナル楽曲『若獅子Ⅰ』が「中島勝祐創作賞」を受賞。
【 本祭 】雅楽三昧 中村さんち Gagaku Zanmai Nakamura’s Family (Japanese Ancient Music)
笙・篳篥・龍笛・楽琵琶 Sho,Hichiriki ,Ryuteki flutes & Gakubiwa
笙・篳篥・龍笛の雅楽三管を中心とした女性3人による雅楽ユニット。古典のみならず、雅楽器や正倉院古代楽器などにより新しい音楽世界も展開。メンバーは、ソロ楽器としての篳篥の魅力を開拓する仁美、「かむながらの笛」をライフワークとし、映画「陰陽師II」で笛を吹いた香奈子、現代作品での笙演奏も多い華子。中村姓を持ち国内外で活躍する3人が、雅楽と共にいる歓びと楽しさを伝える。今回は楽琵琶も演奏。
http://gagaku.jp/hitomi-hichiriki/
【 本祭 】セ三味ストリート Seshami Street Boys
津軽三味線パフォーマンス Tsugaru shamisen performance
「見せる & 笑える津軽三味線」を目指し、ピエール小野と虎見康豊が大道芸人として本格的に活動を開始。笑えて楽しめるパフォーマンスに本格的な津軽三味線演奏を加えた独特のステージング、大道芸で鍛え上げられた技とトークは、幅広い世代の支持を得ている。前例のない「肉体派津軽三味線パフォーマンス」で、全国各地の大道芸フェスティバル他、テレビ出演、ステージショウ、企画ライヴ等で活躍。
http://www.shamisen.jp/seshami/index2.html
【 本祭 】大多和正樹 × 岩田卓也 Otawa Masaki × Iwata Takuya
和太鼓・尺八 Japanese drum & Shakuhachi Japanese Flute
ソリストとして日本の伝統楽器「和太鼓」を世界での普遍的な演奏ツールにするべく、国内外問わず様々な芸術とのコラボレートを展開し活躍中の大多和正樹。そして、2012年 「国際尺八コンクール」世界チャンピオンの経歴を持ち、他ジャンルとの共演や海外公演等幅広く活動している岩田卓也。両者ともに卓越した演奏と柔軟な音楽性、さらに熱いパッションが火花を散らすスーパーユニット。
【 本祭 】丸一仙翁社中(江戸太神楽) Maruichi Senoh Troupe
太神楽 Edo-Daikagura music
「丸一」は江戸時代から続く太神楽を代表する屋号の一つ。寛文4年に熱田神宮の許可を得て江戸へ赴き、後年、江戸城吹上の庭で将軍家の上覧に供する。獅子舞、傘の上で様々な品物を廻す曲芸、茶碗を用いた曲芸など、お馴染みの諸芸は世代を超えた幅広い観客の心を捉えている。各種イベント、パーティー、海外公演など多種多様な場所で活躍中。正月には日本橋界隈を中心に昔ながらの町内廻りも行う。
http://edo-daikagura.com/
【 本祭 】こときき Kotokiki
笛・津軽三味線 Japanese flute & Tsugaru shamisen
広島出身、神楽笛・篠笛奏者のこと。苅屋形神楽団に所属し数々の賞を受賞。神楽に留まらず、映画音楽、J-popアーティストとの共演など幅広く活躍中。そして武田佳泉、白藤ひかりによって結成された津軽三味線デュオの輝&輝。全日本津軽三味線競技会名古屋大会 デュオの部にて6度の優勝経歴を持ち、個人でも双方が全国大会優勝者である。迫力と女性らしい繊細さを兼ね備え、斬新な音楽活動を展開中。
【 本祭 】ブルース・ヒューバナー & マクイーン時田 深山 Bruce Huebner & McQueen-Tokita Miyama
バンブーフルート・箏 Bamboo Flute & Koto
ロスアンゼルス出身のブルース・ヒューバナー。フルート、サクソフォンを始めた後、尺八に出会い、故人間国宝の山口五郎に師事し東京芸術大学邦楽科修士課程 を首席にて修了。東日本大震災被災地でも精力的に演奏を重ねる。そしてメルボルン出身、箏の魅力を伝えるべく現代音楽の演奏や他楽器との共演、作曲、講師等幅広く活動中のマクイーン時田 深山。様々な文化的背景を活かし合い、日本の伝統楽器で珠玉の音を紡ぎだす。
【 本祭 】上條充 Kamijo Mitsuru
江戸糸あやつり人形 The Edo Marionette Group (Puppet play)
上條充による江戸糸あやつり人形。11代結城孫三郎の元で修行の後、1992年に独立し、日本独自の糸あやつり人形の魅力を広く知ってもらうため大道芸に出る。十本を超える糸と「手板」という道具であやつる独自の構造を持ち、繊細で表情豊かな動きが特徴。生命感あふれる息遣いを生み出す日本独自の人形芝居。多数の海外公演のほか、横浜にぎわい座などの寄席やイベントに出演。
http://www.geocities.jp/edoitoayaturi_temp/
【 本祭 】木場大輔 × 奥田かんな Kiba Daisuke × Okuda Kanna
胡弓 Kokyu
ジャズピアノを学んだ後、日本で唯一の擦弦楽器「胡弓」に出会い、その魅力を伝える木場大輔。江戸時代からの伝統を尊重しつつも、四絃胡弓の開発等新たな可能性を追求する他、映画・テレビ出演、異ジャンルとの共演など幅広く活躍中。そして生田流宮城派(京都)にて学んだ後、木場大輔のもとで研鑽を積む奥田かんな。日本舞踊、長唄三味線なども修め、箱根湯本芸者としても活動。稀代のダブル胡弓ユニット。
【 本祭 】芳村伊十冶郎連中 × 若獅子会 Yoshimura Isojiro × Wakajishikai
長唄 Nagauta music
国立劇場や歌舞伎座等における演奏会・舞踊会・歌舞伎公演に出演し、長唄協会「長唄と教育をデザインする委員会」、日本芸能実演家団体協議会「キッズ伝統芸能体験」主任講師を務めるなど、普及活動にも力を注ぐ若手長唄三味線方・芳村伊十冶郎を中心に、同じく一線で活躍する長唄三味線演奏家が神楽坂に結集。邦楽囃子の普及・振興に尽力する若獅子会と共に、伝統音楽の楽しさカッコよさを迫力満点の熱い演奏でお伝えする。
【 本祭 】日本大道芸・大道芸の会 Japanese Street Performars, Street Performace
大道芸 Japanese street performance
古来から伝わる日本の大道芸を「記録」「伝承」「復活」することを目的に、1995年創立。世田谷区烏山区民センターを拠点に公共施設、地域のまつり、町おこし等の様々なイベントに出演。身近に気軽に親しめる手法にて積極的に展開し、さらに後継者育成にも精力的に取り組んでいる。2005年度 第60回 文化庁芸術祭参加公演「大道芸絵巻 江戸東京の賑い」を開催。2010年度「創立15周年記念江戸・東京の大道芸」公演を深川江戸資料館小劇場にて開催。
http://www.k5.dion.ne.jp/~daidogei/